GIGAスクールの推進㊺三者懇談でのプレゼン

個々が立てた目標や、学校が目指す力の確認のため、2学期末の三者懇談に生徒自らが振り返り、今後の見通しや、目標を立ててプレゼンする場を設けました。個別のことですが、タイミングよく懇談の開始時に許可をいただいき、同席させていただくことができました。

今年度の学校ビジョンに記している内容のことについて、その力が身についていることを確認することができました。

例えば、「体育の授業で私は、~をやりました。もしかしたら、私は~が好きかもしれません。」というスライドがあり、説明してくれました。このことは、自らの姿を振り返り、やってみて好きかもしれないと、ふつふつと内から湧いてくる気持ち、そして、それが行動に移っていきます。まさに内発的動機付けで、このように自身を観ることができる力と「好きかもしれないからやってみよう」という気持ちは、他のことにもつながります、そして、そのような力はこれから必要です。

次に、「ノートの文字が小さかったり、乱雑であったりするので、これからはそこを注意していきたい。」と語り、「そのことをすることは、きっとテストに生きてくると思います。」とプレゼンしていた生徒がいました。これも、自分の現状を認知して、工夫と努力で課題を克服していこうという動機付けが実行に移っていく力になると確信しました。

テーマ設定をした学年もあり、『未来の自分』のプレゼンを聞いた保護者の方や教員の目が潤んだとか…。プレゼンのスライドにも工夫がみられ、動画や画像を入れている場面もあります。時間をかけた、その時間に自らを振り返り、次のことを考える。頭の中でグルングルント巡らせる自らとの対話、そしてアウトプットするというこの営みが本当に必要なのです。

今、春日中学校が目指す力、特に、上述にある『非認知能力(点数で測れない力)』は、きっと将来に生きる力として還ってくると信じます。中学校時代に本当に必要な力は、思い出づくりにとどめることなく、また、今までのことを続けるということだけではなく、生きて使える力をつける、時は待ってくれませんから、今できることをやることが大事だと思います。今、そしてこれから必要とされるであろう力をつけるために、、子どもにチャレンジする機会を設定する、そしてそのことを支える、そのような学校や教員、保護者でありたいと考えています。

登録日: 2022年12月20日 /  更新日: 2022年12月20日