GIGAスクールの推進㉟先生たちの勉強会『字のないはがき』

10月20日(水)4時間目、2年生国語科で授業研究会を行いました。

教材は向田邦子さんの『字のないはがき』です。登場人物でありながら、作品中、自らは一言も発していない父親の視点でリライトし、その内容を交流、そして、グループのメンバーからもらったコメントや多くのリライトの内容を参考に推敲して、父親の視点を膨らませていきました。

この日までの学習活動が深まっており、指導者は、ファシリテーターに徹しており、そこには、授業者、学習者ともに、いま求められている学びの姿がありました。今回の学習活動で交流をする際には、タブレットとリアルを上手くミックスして行われており、交流場面におけるハイブリッドを見ることができました。


その後の、研究協議には、奈良市教育委員会の指導主事をお招きし、先生方が4つのグループに分かれ授業の分析と自らの授業のあり方を振り返る時間となりました。具体的な生徒の姿を通し、社交辞令抜きの本音で、自分ができていなくても、気づいたことは主張するということを大切に行いました。今回もJamboardを活用したこともあり、以前にも増して白熱した討議となりました。生徒が、自分の学びの位置を確認するルーブリックに関する課題も出てきて、先生方が今後、どのように展開されていくのかが楽しみです。


何といっても圧巻されたのは、2年生の他の学級、1,3年生は自習としましたが、監督の先生が各学年に1人だけでも静かで、熱心に自習ができていました。「先生たちが勉強する時間だから、自分たちが静かに自習をすることが大事だ」と言ってくれる生徒もいて、大変、頼もしく、成長を感じます。

登録日: 2021年10月22日 /  更新日: 2021年10月22日